人間の目玉は(眼球)は、 カメラと同じような構造をしていますが、 カメラのレンズにあたる水晶体が 濁ってくる病気が白内障です。原因としては 老化による老人性白内障が最も多く そのほかは糖尿病、ブドウ膜炎、外傷などもあります。
「白内障の手術」では、黒目(虹彩)の奥にあるレンズ(水晶体)を取り除き、 代わりにプラスチック製のレンズ(眼内レンズ)を移植します。 これまでの白内障の手術では黒目(角膜)を大きく(約10mm)切り、 傷口を糸で縫うために術後に乱視や炎症が強く出て、 手術の後の視力の回復が遅れることがありました。 最近開発されてきた「超音波を使った白内障手術(PEA)」では、 1)小さな傷口(幅が2.5~5.0mm)で手術を行うために、 傷口を縫わずに手術を終えることが出来るようになりました (無縫合白内障手術 むほうごうはくないしょうしゅじゅつ) 2)手術の後の炎症が軽くて済むことなどから、「日帰り手術」も可能となりました。 3)手術の後の乱視も少なく、手術の後早期から安定した視力を得ることができるようになりました。 「日帰り手術」のお話をするとよく「手術は簡単なんですね」とおっしゃいます。 「超音波を使った白内障手術(PEA)」は決して簡単な手術ではありません。 未熟な術者がこれを行った場合には、これまでの手術よりも重篤な合併症を引き起こすこともあり、 技術の裏付けがあって初めて安全かつ確実に行うことが出来る手術なのです。